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(報告レポート)
デリヘル嬢向け無料生活・法律相談会

 2015年10月4日,都内某所にある性風俗店(デリヘル)の待機部屋にて,在籍女性向けの「無料生活・法律相談会」(企画:一般社団法人ホワイトハンズ)を実施しました。

 私(浦崎)のほか,知り合いの徳田玲亜弁護士,当事務所の及川博文(社会福祉士・精神保健福祉士)の3名で,合計9名の在籍女性の方からお話をお聴きしました。


 冒頭約30分,全体ガイダンスとして,債務整理,離婚,生活保護,弁護士費用などについて,簡単なポイント解説を行った後,個別相談(1人30分程度)を実施しました。

 離婚問題や多重債務など,内容としては街の一般の法律相談とそれほど変わらないものが多いという印象でした。

 ただし,背後にある諸々をきちんと受け止めていくには,ソーシャルワーカーとのセットの相談会が不可欠であり,PandA法律事務所が特に力を入れている「福祉専門職と連携した司法ソーシャルワークの実践」がまさに必要な領域だと実感しました。

 今回のような「性風俗店で働くセックスワーカーに対する,ローヤー(弁護士)&ソーシャルワーカー(社会福祉士)によるアウトリーチ事業」は,ほとんど前例のない取り組みだと思います。今回の試行を検証し,きちんと仕組化していきたいと思っています。

 詳しくは,一般社団法人ホワイトハンズ代表坂爪真吾さんの新刊(タイトル未定,2016年1月発売予定)に掲載されるとのことですので,そちらもご覧ください。

待機部屋での相談会の風景(左:徳田弁護士 右:及川社会福祉士)

待機部屋での相談会の風景(左:徳田弁護士 右:及川社会福祉士)


浦崎寛泰 この記事について

更新日:2015年10月11日
執筆者:浦崎 寛泰